ようやく完走! 『八重の桜』

ブログ|テープ起こし アトリエ・ソレイユ


こんにちは、テープ起こし アトリエ・ソレイユの北村です。
皆さんは、昨年のNHK大河ドラマ『八重の桜』を見ていらっしゃいましたか。
私は初回からずーっと見ていたのですが、最後6回分の録画をため込んでしまい、最近ようやく完走。
すでに今や『軍師官兵衛』で、すっかり乗り遅れております(^^ゞ
「今ごろかいっ!」とツッコまれることは覚悟のうえ、感想をどうしても書き留めたく、つらつらと書いてみたいと思います。

☆とても見応えのある、いい大河だったと思います
過去に、ここまで真正面から会津に深く焦点を当て、そして会津の人たちの実直な生き方を描き伝えたものはなかったように思います。
だからこそ、大変意義のあるドラマだったと思うのです。

主演の綾瀬はるかさん、ほんわかした普段のイメージとは、まさに真逆。
気丈で凜とした八重が乗り移ったかのようでした。
ここ近年の大河ヒロインではダントツでよかったと思います♪

ちなみに、「戊辰戦争前が、やたら長かった」という意見があったようですね。
はい、確かに長かったです。5か月ぐらいありましたもんね。
会津が悲運の渦に巻き込まれていく様子は涙なしに見られない時もあり、つらくて、気が重くなりそうな時も正直ありました。
でも、「ここを丁寧に描かないで会津を語れるわけがない! ここを一緒に乗り越えてこそだ!」と自分に言い聞かせ、頑張って見続けましたよ。

そして、そんな激動の戊辰戦争が終結し、会津は「逆賊」と汚名を着せられたまま、明治維新を迎えます。
その間、八重のプライベートもいろいろあって(←すみません、この部分は長くなるので割愛します) 最初の夫・川崎尚之助との悲しいお別れ、そして後に新島襄と再婚します。
この辺りからガラリとステージが変わり、新しい風が吹きましたよね。
オープニングも明るい映像に変わりました。

☆ハマリ役の俳優さんたちも見所でした
夫・新島襄は傷ついた八重の心を癒やしてくれる、天使のようなオーラを持った男性でした。
この襄を演じたオダギリジョーさん、よかったですよね ♪
『新選組!』での斎藤一役とは打って変わり、やさしくて柔らかな雰囲気。
でも、夢をあきらめない熱意はすごかった!
私の中ではベスト1のハマリ役でした。

そして、松平容保を演じた綾野剛さん、山川浩を演じた玉山鉄二さん。このお二人も素晴らしかったです!
他にも山本覚馬を演じた西島秀俊さん、槇村正直を演じた高嶋政宏さん、徳川慶喜を演じた小泉孝太郎さん等々、
ハマリ役ぞろいで、最高のキャスティングだったと思います。
ですが、私の中では、やはりオダジョーさん・綾野さん・玉鉄さんがベスト3でした。
はい、がっつりタイプでございました (^^#)

☆さて、話は戻りますが・・・
その後、舞台は同志社大学設立に向け、どんどん動きだしました。
ここからは実に面白くて、ワクワクしましたよ。
大きな夢と揺るぎない情熱で、夫婦二人三脚で奔走していく姿は共感すること多し。

また、熊本バンドや徳富蘇峰・蘆花兄弟をはじめ、山川浩の弟であり、後に東京大学の初代総長でもあった山川健次郎との絡みも楽しめました。
会津の汚名返上を担った『京都守護職始末』を健次郎が刊行するに至った経緯もきちんと描かれていて、胸がじ~んと熱くなりました。

☆なんだか止まらなくなってきたので、この辺でそろそろ締めに入ります
全回を通して一番好きだったのは、風吹ジュンさん演じる山本佐久、つまり八重のお母さん。
とても聡明な女性で、息子や娘がどのような局面や立場に立っても、静かに温かく支える母。
その姿には終始一貫ブレがありませんでした。
しかも、先入観にとらわれることなく、どんな環境下でも柔軟に適応していける、しなやかさもステキでした。
私もこんな母親でいたいなあ、いなきゃなあと、しみじみ……。

「ならぬものはならぬ」と、あれほどかたくなだった八重が、さまざまな出会いと別れと経験を通して、「良いものは良い」という価値観を認め、どんどん進歩的になっていきましたよね。
あの柔軟さは、やはり、このお母さんの血を受け継いでいたのかもしれませんね。

というわけで、ゴールはすっかり遅れましたが、途中リタイアすることなく、全50回を完走しました。
ほんのり熱い満足感と、心地よい疲労感・・・
今、私の中の『八重の桜』が静かに幕を閉じました。

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